株主優待のタダ取りとは
株主優待券のタダ取りとは、この「一般信用取引」や「制度信用取引」を利用して、配当を貰うことを諦め、株主優待券だけを貰う取引方法のことです。
現物株式を所有して株主優待券と配当を貰うのとは違い、信用取引で「買い」と「売り」の両方を実施しますので、①手数料は買いと売りの両方で掛りますし、②配当は貰えないどころか配当調整金>配当の手取り額、の可能性があり、③場合によっては逆日歩が掛る、何とも高コストな取引です。ではなぜ高いコストを払ってでもクロス取引をするのかというと、株価下落リスクを負わないためです。
「買い」と「売り」の両方を実施しますので、株価の上下による損失を完全に排除できます。(ノーリスクになります。)株主優待券のタダ取りとは、高コスト<株主優待券となる場合の株主優待券だけを選んでクロス取引していくことです。
ですので、全体的な優待利回りは下がりますが、値下がり損に見舞われることはありません。「株主優待券のタダ取り」では毎月毎月このクロス取引を実施して代わる代わる株主優待券を取得していきます。