【9433】ＫＤＤＩ

優待券のおすすめ度　クロス取引のしやすさ　

KDDIという通信事業者がありますね。auブランドで携帯電話や光回線などを提供している会社で、東京証券取引所の1部上場企業です。昨年の決算時から、株主優待制度の商品を変更しました。今回はKDDI（9433）の株主優待について紹介したいと思います。

KDDIは、物販サービスau WALLET Marketでの商品の理解を深めてもらうためと、株主がKDDIへの株式投資に魅力を高めることで、より多くの方々に、より長期的に株主として保有してもらうためを目的にして、2017年3月31日から従来の株主優待制度から変更されました。これまでは、2,500円相当のau WALLET Market 商品詰め合わせか、au端末購入時に利用できる優待券5,000～2万円の株主優待制度でした。

商品詰め合わせは100株以上一律で、au端末割引クーポンは保有株式数によって金額が異なる内容でした。100株以上は5,000円相当、1,000株以上は10,000円相当、2,000株以上は15,000円相当となぅており、2017年3月期の決算株主優待からは、残念ながらau端末割引クーポンが廃止されました。

原因は、総務省が携帯電話を実質0円にすることに反対している政策から、スマートフォンの端末購入補助の適正化に関する是正指導を踏まえ変更されました。株主優待を使ったら携帯電話端末代金が実質0円になるという話でした。携帯電話端末代金が実質数千円は良いのですが、実質0円はNGという線引きがなされているようです。代替措置として、株主優待制度ではau WALLET Market 商品詰め合わせに内容が充実されました。

KDDI株式100株を保有していた場合の株主優待が500円アップして5,500円相当、更に株式を長期保有した場合の優遇も付帯しています。

株主優待の権利確定日は3月末になります。100株以上保有は3,000円相当で、更に5年以上保有で5,000円相当とかなりお得です。

1,000株以上保有は5,000円相当で、更に5年以上保有した場合は10,000円相当とかなりお得です。ところが、2017年3月期からは、au WALLET Market 商品カタログギフトが郵送されてきますので、日本全国の特産品から好きなものを選べるように変更になりました。これはとてもポイントが高いです。

家族がいる方は、不要な株主優待が届いたら、文句を言われて逆効果となるケースもあるかもしれませんけれども、カタログギフトならば好きなものを選べるので喜んでくれる可能性が極めて高いと思います。現時点での予定としては、3,000円コースの例として「山形の極み」プレミアムデザートジュース、5,000円コースの例として「近江牛」すき焼用モモ肉200g、10,000円コースの例として神戸牛ビーフハンバーグ10個が挙げられています。

まとめますと、株主優待で携帯電話本体の代金を安くできる制度が廃止されたことは、残念でした。カタログギフトであれば、自分の好きなものを選べることは非常にいい内容だと思います。更に長期保有でもお得な制度があるので株主として優待を楽しみにしていたいと思います。

（埼玉県 M・Sさん　2018.02.27投稿）

---------------------------------------------------------------------------------

ソフトバンクが既存の端末利用者の基本使用料を割り引くのに対し、こちらは新規の顧客に対し端末購入の際5000円を割り引く優待となります。ソフトバンク優待は既存の利用者が流失を防ぐ効果があり、ＫＤＤＩ（au）優待は新規獲得のために優待券が存在している感じです。両社の株主優待に対する位置づけが違うのも面白いですね。

※ちなみに、ＫＤＤＩ（au）は5000円割引券以外に2500円の商品も進呈しています。5000円割引券はネットオークションで落札できます。5000円券1枚1500円程度ですので、新規加入する際はこの割引券を購入してから加入すると少し節約できます。

（管理者より　2016.12.01投稿）管理者からの投稿でした。お粗末様でした。

【9433】ＫＤＤＩ