理論編

理論編

クロス取引をよく理解するのはなじみがない分難しいですね。良く図解されていてわかりやすいHPを2つ紹介しますので、まずはこちらを一読の上ご覧いただければ、と思います。

 

○クロス取引とは○

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株主優待券全般に言えますが、長期保有を目的として現物を長く保有していても、株価が下がってしまえば評価損が発生します。

株価変動リスクを排除するために、現物を購入すると同時に信用取引で空売り(つなぎ売り)をします。同一銘柄を同時に売り買いしますが、これを「クロス取引」と言います。

コストは株式を買う時と売る時の手数料が往復で掛かり、買付を現物で行なわず信用取引で買い、その後品受けする場合は買い方金利が必要ですし、信用取引で空売りするのでその場合の「品貸料」も必要です。

 

株主優待利回りが5%や10%を超える銘柄もありますが、株主優待券を目的に株式を購入しても、その後株価が20%も30%も下がってしまったら元も子もありません。クロス取引(対等売買とも言います。)とは、同じ銘柄に対して同じ数量、同じ価格で買い注文と売り注文を成立させる取引注文のことです。同一銘柄で同一株数分の買いポジションと売りポジションをもつ訳ですから、両方の注文が成立した後は株価が大きく上下しても全く価格変動リスクが生じません。人為的なご発注以外には、完全にノーリスクとなります。

 

 

<注意事項につづく>

 

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