【2810】ハウス食品

優待券のおすすめ度　 クロス取引のしやすさ　

2810ハウス食品工業は、「バーモントカレー」「北海道シチュー」「ジャワカレー」「フルーチェ」などで一度は口にしたことがある方が多いのではないでしょうか。ほかにもスパイスの販売やカレーのココイチを傘下にしているとても知名度が高い会社です。そんなハウス食品工業の株主優待を紹介します。

ハウス食品工業は、3月、9月の年に2回が権利取得月です。株式数に応じて、100株取得で、1000円相当の自社商品がいただけます。200株だと2000円相当です。いつも入っているのがハウス食品工業の主力食品、「バーモントカレー」です。

そのほかは、毎回色々と変わります。ただ、何が入っていても、到着してから2か月くらいで、ほぼ全部なくなります。株主優待の内容を見ると、激安スーパーで買った方が安く買えるかな？なんて正直思っています。

でも、年に2回、権利を取得して、ハウス食品工業の株主優待が届くときは、何か「プレゼント」が届いた気分になれます。箱が、ワンパンマン柄で可愛いのです。しかも、必ず「バーモントカレー」が入っているとはいえ、優待品そのほかは変わりますので、「今回の優待は何かな？」と毎回のお楽しみです。

ただ、問題は、株主優待のバーモントカレーがいつも「中辛」なことです。甘口じゃないとダメという幼いお子様がいらっしゃるご家庭には、バーモントカレーの中辛は難しいかなと思っています。フルーツやはちみつを入れると何とかなることはなりますし、誰かにあげるという手もあるのですが、そこまでするなら、スーパーでバーモントカレー甘口を買った方が安上がりです。

是非、お子様向けご家庭のために、株主優待品に、「バーモントカレー甘口」を入れることもご検討いただけると嬉しい・・・と思っていたら、私の心の声が通じたのか、今期（平成29年9月度権利）には、「バーモントカレー甘口」が入っていました。流石、ハウス食品工業、株主の意見を取り入れてくれる素晴らしい企業です。

ハウス食品工業は、株式を半年以上継続して保有しないと優待がいただけません。3月に権利を取得しても、株主優待は届かず、そのまま保有し9月権利を取得しないと株主優待品は届きません。同一の株主番号で記録される必要があります。

私は、かつて貸株設定にして、株主優待が保有扱いにならず、その時初めて貸株設定だと長期保有扱いにならないことを知って、あわてて貸株設定を外したという失敗を体験しています。この「同一の株主番号」で継続保有というのは、結構厄介です。優待クロスでは取得がしづらい銘柄です。

その代わり、ハウス食品工業は、長期保有をしてくれる株主を大切にしており、株主様向けIRと一緒に、株主向けの音楽会のご案内や、工場見学のご案内も届きます。実は、これらの株主様向けイベントですが、応募をしても、1回も当選したことがないので、倍率は高いのかもしれません。いつも、当選のご案内も何もこないと、がっかりしますが、いつかは当選して参加をしてみたい！と思っています。

ハウス食品工業の株主優待は、料理が好きな一人暮らしの男女からファミリー世帯までにおすすめできる優待です。ぜひ、ご余裕のある方は、現物で保有し、株主優待を取得されることをおすすめします。

（東京都　T.Kさん 2017.12.13投稿）